« Caenの大プロジェクト | トップページ | 人間の顔をした資本主義? »

2011.11.20

ヨーロッパの危機

カンからパリに移動。電車のなかで週刊誌をぱらぱらめくる。

日本ではギリシア、そしてイタリアの状況がよく報道されている。

フランスでもそうだが、ここではむしろスペインとフランスである。

スペインにかんしては、高級マンション街が建設資金もとだえだれも入居していない、地方空港も新設されたが飛行機はとんでこない、バレンシアの文化センターもうまくいっていない、などなど。スペインの経済破綻はすぐ日本でも話題になるであろう。

危機からの回復はかなり時間がかかりそうで、ヨーロッパも「失われた10年」になるのではないか、という観測もある。

フランスもかなり悲観的であるようだ。全体像を描けるほど読んではないが、興味深い指標はいくつかあった。住宅はこれからも不足気味。財政赤字も拡大傾向。フランスの外国への借金はおおきくなっている。

原子力については、次期大統領選挙をにらんで社会党と緑の党が共闘関係をむすんだが、MOXについての条文が削除されたのどうので騒ぎになっている。ただ原発依存率を下げる方針で大統領選挙にのぞむ方針はあきらかである。世界で消費されるエネルギーのうち、原子力によるものは6%にすぎない(フランスの週刊誌によれば)ので、世界全体からすれば脱原発は大きな問題ではないはずである。

どうでもいいが、いまテレビでやってるが、ボーヴェではツィッターで小学校教育をはじめた。教材につかわれたのが日本の俳句だという。なるほど字数制限があるなかいい素材である。

書店をのぞいてみても、経済危機、グローバル化にたいする反省の声が支配的である。「社会の再構築」などというタイトルの新刊書もあった。市場原理は社会を崩壊させるが、21世紀の課題はそれをいかに再構築するかが課題という。ぼく自身、19世紀の再来となるであろうと思っていたが、この文献にはまさにそのようなことが書いてあった。

ドーピングについて、ヤニック・ノア(80年代に活躍したテニスの人)がむしろ合法化したらと提案したのにたいし、柔道のダヴィド・ドゥイエがそれは無責任と批判していた。この国ではまったくなにを話し合っているのであろうか?

|

« Caenの大プロジェクト | トップページ | 人間の顔をした資本主義? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/424713/43075591

この記事へのトラックバック一覧です: ヨーロッパの危機:

« Caenの大プロジェクト | トップページ | 人間の顔をした資本主義? »