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2010.07.31

ジュリイのあとさき

30日朝。とうとう老人体質になってしまったのか、1時半に就寝したのに6時半に目が覚める。朝食をはさんで10時半まで翻訳をする。翻訳とはシジフォスの神話的な仕事である。5年、10年、時間をかけるが、毎年の作業は業績にはカウントされない。シャワーをあびて11時に家をでる。

大学には12時前に到着。ぼくの課題の最終ジュリイである。TA学生とともに提出図面を受理してゆく。12時半まで。それから製図室で会場設営。地方大学では教授みずからテーブルをセットし、電気掃除機で床をきれいにする。女子学生が「先生、わたしがやります」と掃除機をぼくからとりあげる。彼女は講評のときに、くやしく涙を流す。こういう学生は一皮むけると立派な人になるものである(がんばれ)。

学生の発表であるが、ぼくは時間制限ではなく字数制限をする。つまり発表原稿800字をあらかじめ準備させ、それを配布して、そのとおり読み上げさせる。時間は3分だったり4分だったりするが、頭の中身はよくわかる。課題/分析/提案という組立ができている学生はすくない。心象風景の素描ですませる学生がまだまだ多い。

総評。学生たちはまだまだである。ぜんぜんのめり込んでいない。ぼくはぼくで老人化し達観の領域に入りつつある。たまりかねた鵜飼先生がボランティア的にのりこんで檄を飛ばしてくれる。ありがたい。頴原先生も教養に満ちたバックグラウンドから批評していただいた。松岡先生は、いつもいつも建築家かくあるべきを学生の前で実際にしめしていただいているが、ぼくの課題のよさを評価していただく。

教員の打ち上げ。近くにあるワイン屋の角打(和風バー)。MAT Fukuokaなど世間話をする。結局5人でワインを3本あける。Chinonはおいしかったなあ。帰りはさすがに千鳥足であった。

31日朝。翻訳の続き。夕べのワインのせいか、能率があがらない。しかたないので2時すぎにプールで一泳ぎする。すこしはすっきりした。

プールからの帰り、マンションの近くにできたローソン100にはいってみる。ローソンの100円ショップであるが、肉野菜の食材が多品種そろえてある。日本では二件目だそうである。なかなか便利。これははやるのではないか。ただし人口密度の高いところでないと。

きくところによると、自然食材のローソンもあるそうである。こちらは高級志向。ということはコンビニも多様化し、特化型のものができるということである。基本的に、コンビニとはマーケティングと在庫管理の情報化である。だからいかようにもカスタマイズできるし、特殊化できるのであろう。ブティックとネット通販のあいだにあるのがコンビニである。

夕飯はインド料理屋が出していた露店で、チキンカレー、ナン、チキンタンドーリを買う。

泳ぎながら考えていた。水中で脱力しても感じよく安定はしない。身体を動かして動くことで安定する。泳ぐというのはそういうことだ。移動することで安定するのである。人が生きるということもそういうことであろう。どこにゆくのか、どこに漂着するのかを思案するのは愚問かもしれない。ただ泳ぎ続けることのとりあえずの言い訳としてそんな架空の到達点があるのであろう。あってもいいのであろう。

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