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2010.05.13

坂茂さんのポンピドゥ・センター・メス

メス市にあるポンピドゥ・センター分館が完成したようで、WEB版ル・モニトゥール誌に記事がでていた。

5月12日オープニングだそうである。

http://www.lemoniteur.fr/157-realisations/dossiers-actualites/703202-tout-savoir-sur-le-centre-pompidou-de-metz

写真もたくさんでていたし、インタビューもある。

建物は、大規模作品が展示できる地上レベルの大ホールと、80メートル×15メートル平面の展示室が3部屋、湾曲した大屋根などからなる。

展示室はカテドラルなど歴史的記念碑を望めるよう方向が定められている。

大屋根は、木造のレースのような構造であり、それを膜が覆っている。昼間は湾曲した曲面がみえるし、夜は木造の巨大レースが浮かび上がり、とても美しい。

Image_2010_05_12_6230785_380x215

屋根の形は、坂さんが1999年のある日、サンジェルマン=デ=プレを歩いているときに見つけた、中国の帽子からきているらしい。記事では、ハンカチを景観のなかにそっとおいたよう、などとポエティックに評価している。発想は詩的であり、それを軽い構造で実現するときはたいへんロジカルであり、というようなことが指摘されている。

そのほか記事では、紙管、イマージャンシーハウスなど、ひととおりの紹介がなされている。

坂さんの建築はとても挑戦的だが美しく魅力的である。なぜだろうと考えてみると、レギュラー/イレギュラーの弁証法がいつもあって、それがエレガントに昇華されているからなのであろう。

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