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2010.03.09

卒業設計日本一2010(長崎から仙台を見守る?)

同僚のU先生にメールで教えてもらったのだが、ぼくの研究室4年生のSくんが、仙台で開催されている卒業設計日本一決定戦で2位だったらしい。予選からずっと最高評価であったが、最後の最後で2位になったという。でもすばらしい。

なにはともあれ、おめでとう。

でも本人からはなにも連絡はない。ぼくはぼくで、インターネットですぐ結果を確認できるということに気がつくのに、2日かかったりする。そもそもいつ開催かも知らなかった。このおおらかさがぼくの研究室のいいところである。

ぼくの研究室では歴史をやっているのであって、設計が専門の先生は別にいる。それでも福岡学生デザインレビュー優勝者2名、SDレビュー賞受賞のべ2名(ひとりが2回受賞)、それから今回と、がんばっている。歴史研にしては。

ぼくの教育法はかなり恣意的で、とことん批評したり、自由放任したり。学生にとっては摩訶不思議であろう。しかし断固として阻止しなければならない場合と、成長をけっして邪魔してはならない場合があり、はっきりわかれる。ぼくは断固として使い分ける。しかたない。

せんだいデザインリーグの経過については、学生たちのかたずをのんで見守っていたようだ。同日は建築学会の支部研(長崎)が開催されていたが、学生たちはずっとフォロウしていたようである。

そういえば長崎の学会では、研究集会で支部研コンペの総括についてしゃべった。「アーバンフィジクス」というテーマであったが、テーマの解釈こそが勝負、どこまで本質を掘り下げてゆくかが、勝負、というようなコンペであった、福岡天神フィットネス計画、電気自動車による景観変換プロジェクト、焼き鳥による繁華街におい分布プロジェクト、などが印象的であったなど、くだらないことをしゃべる。

そういえば学生の研究発表でなにが印象的であったか。古代ギリシア劇場の柱の石材が部位によって違う(ルネサンス以降は基本的に同素材であり抽象的な表現となっていることが古代とのおおきな違い)、アムステルダムのアーティスト共同体に市が支援していること、佐賀県の建築保存(法制度を勉強しているが、そもそも法制度を変えたほうがいいんだけれどね)、ニューバビロンについての発表(ローマ的理念があるようにバビロン的理念もあると思うのだが)、などである。

日曜日のことを火曜の夜に書くのもおおらかだが。これもぼくの研究室らしくて、よいのである。

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