« 三菱一号館について | トップページ | クルフト『建築論全史Ⅰ』 »

2009.10.25

日曜日だからね

ゆっくりすごすべきだね。

8時までぐっすり寝ていたね。目覚めは快適。シリアルをいただいて、今日はどうやって遊んでリラックスして、楽しもうかななんて考える。

日曜日だもんね。

習慣でPCをONにしてカレンダーをみるといろいろ指示が書いてある。

しかたなく授業の準備をする。1年生に90年代建築論を話すという。なんと無茶な。現代建築が一番むつかしいのだから。ここは格段に工夫しなければならない。で、雑誌のバックナンバーをパラパラめくる。90年代はけっこう雑誌に建築評を書いていた時期なので、候補はいっぱいある。しかし10年後になって、入門者むけということになると、以外と限られる。

ということでビルバオのグッゲンハイム、横浜の国際旅客ターミナル、せんだいメディアテークという無難な選択となった。ついでにアートポリスのこととか話してみようかな。テーマはいろいろ考えてもみた。この機会に90年代をぼく自身のために再考しようとした。しかし自分自身にこれ、と思えるほどの確信は生まれなかった。今後の課題にしよう。ということで入門者向けということで、「融合」なるテーマ。造船技術、航空機技術、建築技術の融合。建築、都市、ランドスケープの融合。手作りとコンピュータの融合。などなど。融合といえばいい印象を与える。しかし建築という領域の輪郭が融解し始めたといえば危機的に聞こえる。ついでにいうとリアル/バーチャルの境界がおおいにゆらいだのもこの時期であった。

コンセプトづくりはその程度にしてパワポを準備する。ぼくは結構スライドのデジタル化も進めたし、専門内であれば画像はすぐ整理できる。2時ころには終わった。

日曜日だからね。

こんなことばかりしてるわけにもいかない。自転車にのって海辺までゆく。15分ほどで着く。途中、ラジオ局のそばでお祭りをやっていた。露天がならんでいた。この地域のイベントはすぐ盛り上がる。駐輪場に自転車をおいて、歩道橋をわたって海岸である。海岸沿いの砂浜ではビーチバレーをみんながやっていた。ここもすごい盛り上がりである。もうそろそろ11月なんですけど。

しばしたたずむ。あまり長くいると不審者と思われるので、帰る。

ここの海岸は人工的につくったものだ。だからアクセスが限定された公園である。直接自転車で海岸にアクセスする経路をさがしたが、見つからなかった。

いちど自宅に戻って、プールにでかける。自宅から自転車で2分のフィットネスである。軽く500メートルほどクロールする。以前はかるく1000メートルだったけどね。いろいろありましてね。

自転車で来てるから、ついでにスーパーで買い物して、クリーニングをとってきて、自宅にもどると、空は暗くなり始めている。

夕方、もう一件思い出した。学会関係の重要な仕事をわすれていた。これは学会が学会であるために基幹的に重要なもので、逃げていると結局自分が苦しむので、攻撃は最大の防御、とにかくやっつけることにした。水泳のあとだから集中力もアップしている。カチャカチャとやっていると、あっというまに11時である。完了!

今日はよかったなあ。自転車にのって、海辺にいって潮風に吹かれて、プールで泳いで。海岸近くの町には、高層住宅、県立図書館、博物館、戸建て住宅地など、とても人工的なところである。街路樹などのランドスケープも、きちんとしているぶんだけ、わざとらしい。良くできた郊外住宅地でも、いやそんなものに限って、快適さとそれに比例する嘘っぽさがある。いわゆる勝ち組だけが住んでそうな、高級住宅街である。でもそこに永住したい住民なんてほとんどいないだろう。でも、ぼくはそんな嘘っぽさがけっこう好きなのである。皮肉ではなく。ほんとうに。

仕事と仕事のすきまの、宙づりになった時間。そこにあるつくりものや、嘘や、虚構や、むなしさ。それが休息の意味することなのであろう。へんに充実してたらテンション上がりっぱなしだものね。・・・リアル/バーチャルの境界のゆらぎ、なんてそんな時に感じたりする。

日曜日だものね。

日曜日なのにね。

|

« 三菱一号館について | トップページ | クルフト『建築論全史Ⅰ』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/424713/31940707

この記事へのトラックバック一覧です: 日曜日だからね:

« 三菱一号館について | トップページ | クルフト『建築論全史Ⅰ』 »