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2009.01.02

2010年6月11日「ランドスケープデザイン論」(1)風景論

(講義を履修されていない方はパスしてください)

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08:40(524教室/2号館2階製図室):『風景論』(土居)

はじめに:集中講義(6月5日1~4時限)の位置づけ

(1)景観論→平戸にも教会堂があり、景観の要となっている。絵画の類例を知ることで、教会を含む景観が重要なテーマであったことを知る。

(2)海・都市・港市→歴史学のテーマで、海運を軸とする歴史観があったことを知る。これは平戸という都市の歴史的な背景を知るうえで、重要。

(3)海外の水辺空間→平戸にも古い港の一部分を埋め立てて、広場として整備した箇所がある。これは一昔前のウオーターフロント開発の系譜に属する。そうした水辺空間開発の海外事例を知ることで、問題の本質を知る。さらに町並みに欠損部分が生じたときに、それを補填する手法について海外事例を知る。

(4)平戸史→都市の歴史の概略を知る。城、松浦資料館、など主要記念碑の概略をしる。また長崎の教会堂についてもその概略を知る。

『古典主義的な風景/ロマン主義的な風景』(土居)

古典主義的な風景。古代文学に描かれた牧歌的な風景は、ヨーロッパのルネサンス以降の文学、絵画、庭園、建築において復興され、いわゆる田園的な生活、風景式庭園、ピクチャレスク(絵画のような景観、都市、建築を整えること)というかたちで実現した。ランドスケープはまず古代においてウェルギリウス『牧歌』などの文学において記述された。そこにはかつての理想世界が失われたことが書かれていた(ウェルギリウス『農耕歌』)。絵画はそれを回復しようとした。ケネス・クラークの風景画論をベースにして、「象徴としての風景」、「事実としての風景」、「理想の風景」の考え方を学び、クロード・ロラン、ニコラ・プッサンといった風景画家の基本的な手法を知る。

*参考文献:ケネス・クラーク『風景画論』、マラン『崇高なるプッサン』みすず書房2000;越宏一『風景画の出現』岩波書店2004;

ロマン主義的な風景。ロマン主義は、人間を超越したものに憧憬する心情であり、失われたものを希求する願望である。18世紀末から19世紀初頭にかけて、文学、芸術、建築などの分野でおこった。今日の文化財保存の概念の出自はここである。風景画家フリードリヒのロマン主義たるゆえんを、思想、技法から理解する。さらに建築家シンケルがおなじロマン主義的構想から、風景画を描き、建築プロジェクトを構想したことを理解する。

参考文献:アイネム『風景画家フリードリヒ』高科書店1991;Snodin, KF Schinkel a universal man, 1991;Szambien, SCHINKEL, Hazan,1989など

*参考サイト:

ARTCYCLOPEDIA:            http://www.artcyclopedia.com/
WEB GALLERY OF ART:    http://www.wga.hu/index1.html
アート at ドリアン:            http://art.pro.tok2.com/
アートスケープ:              http://www.dnp.co.jp/artscape/

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講義レポート課題1:授業の内容を、A4×1枚、1600字ていどにまとめてください。適宜図版(1図版あたり50KBに縮小のこと)を添付のこと。

添付ファイル(PDF形式)容量: 500KB以内

件名=添付ファイル名=レポートヘッダの様式:

1DS12345G塩原芸子-100611L論1(古典/ロマン)

メール添付送信先: 土居・福島

〆切;6月18日

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