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2008.11.19

ピアノがキンベル美術館の増築を設計することとなった

キンベル美術館とはもちろんルイス・カーン設計のもので、アメリカはフォートワースにある。1972年開館。

ウェブ版Architevtural Record誌の2008年11月18日の記事からである。

1988年にロマルド・ジョゴラによる増築計画があった。しかしこのときはカーンの傑作に手をふれるなんてとんでもない、ということで、頓挫した。しかし今回は、キンベル一族も周囲も賛成の模様。

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ピアノ案は、1万平米、スタジオ、教室、ライブラリ、ギャラリーを含む。ほとんど地中に埋められていて、カーンの美術館を損なうことはない。地上にあるのは2階建てのスチールとガラスのパヴィリオンだけ。来館者たちは、まず地下パーキングから、この新しい美術館を通過して、芝生、樹木、池をとおって旧美術館にアクセスするようにプログラムされている。

つまりカーンの聖地への、荘厳なる参道のように全体は設計されているようだ。

いまのところこうした全体プログラムがきまっている。詳細の設計はこれから。2010年着工、2012年完成の予定。

キンベル一族は2006年にピアノを選定。ピアノは1960年代にカーンと協同しており、テキサスで3館の美術館を設計している。

・・・・なるほど。増築の場合、新旧のボリュームという数値的なことばかり問題になるが、今回のように新規のものが、旧建物へのアプローチとして演出するというのは、良いアイディアである。

ピアノはロンシャンではル・コルビュジエの教会の隣に建てようとして批判されたが、テキサスでカーンの継承者としてうまくいっているようです。いずれにせよ、過去の巨匠、過去のすばらしい建築遺産との共演というような課題において、建築的価値というのは実質的に議論されるのであろう。これから日本でもそんな例が出るかもしれませんね。

今回は旅行中なのでサラっと。これから資料蒐集に出かけますので。

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