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2008.06.05

グラン・パリ計画の続報と「ヨーロッパ・戦略的建築」がテーマとなる今年のArchilab

>>>>>グラン・パリ計画で、建築家・都市計画家が選ばれ大統領官邸に集合(WEB版Le Moniteur 2008年6月4日)。グラン・パリ(Grand Paris)計画とは、パリ都市圏大挑戦(Grand pari de l'agglomération parisienne)であって、ミテラン以来の語呂合わせ。選ばれたのはChristian de Portzamparc (仏), Jean Nouvel (仏), Yves Lion (仏), Roland Castro (仏), Antoine Grumbach (仏), Djamel Klouche (仏), Richard Rogers (UK), MVRDV (オランダ), Finn Geipel (独/仏) 、Bernardo Secchi (伊)の10組である。10のプロジェクトを展開し、持続可能な発展の戦略をさぐる。これは既報のとおり。大統領は2007年9月17日の建築・遺産博物館のオープニングでこの大計画の構想を発表し、京都以降の21世紀メトロポリス構築を目指す。また文化相クリスティーヌ・アルバネルも彼らを迎えた。ただ晩餐会にはイル=ド=フランスの代表はいなかった。

>>>>>パリ市長ベルトラン・ドラノエの反応(WEB版Le Moniteur 2008年6月4日)。大統領の情報操作により官邸での集会には呼ばれなかった、と指摘した。建築家の選定には積極的に関与した、とも。市長によれば、サルコジの計画はパリ市内にはほとんど関係はなく、大統領を待たずに、今後7年間で、パリ市面積の10%が工事現場になる、とのこと。

・・・ミテラン/シラクも建築を介して争った。大統領のプロジェクトとはいえ、市長が反対すれば進まない。

>>>>>2008年の第8回アルシラブ(アーキラブ)は、ヨーロッパがテーマ(WEB版Le Moniteur 2008年6月3日http://www.archilab.org/)。2006年は日本がテーマであった。今回は「ヨーロッパ・戦略的建築」。30都市の50プロジェクトが展示される。招待コミッショナーはデッサウ・バウハウス財団のオマール・アクバール。10月24日から12月23日まで。

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・・・・アクバール氏はすでに2005年に来日し、ドイツの都市プロジェクトなどを紹介している。こんどはオルレアンに乗り込んでのことである。EU的枠組みでの都市計画・建築の成果を再確認し、知識ベースの産業、経済を発展させるための戦略を練るのだそうだ。

「戦略的建築」(ストラテジック・アーキテクチュア)とは、ポスト計画、というような意味であろうと思うのだが。世間の狭いぼくでもデルフト大学にもボルドー大学にも戦略を冠した学科や専攻があることは知っている。都市と地域の生きたネットワークであるヨーロッパでは、国の「計画」によって導かれるのではなく、都市や地域がそれぞれ戦略をねって生き延びてゆく、そんな21世紀の構図が見えてくる。

これは必見でしょうね。うーん、日程調節。難しいがなんとかしよう。

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