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2008.05.07

ボルドーにはまったのではありませんが・・・

ボルドーについてWEB調査をしているうちに、いろいろ最近の動向も簡単に知ることができるので、ついつい。で、ちょっとだけ。雑情報のてんこ盛りです。いやまあ、とくにどうってことないけど。でも月イチで定点観測も面白いかも。そのためのブログではなかったんですが。・・・なんか言い訳が多いね。

でもまあ、ボルドーは野心的で活発だ。市長の手腕も大きい。しかし「都市間競争」というヨーロッパの姿がかいま見える。さらには1980年代前半からの地方分権政策の成果があらわれているともいえる。

日本と違うのは、プロジェクト(建築でも都市でも)=文化、であり、それで都市どおしが競争するという構図である。日本でも創造性都市とかなんとかで文化庁が表彰しはじめた(これもヨーロッパの真似)が、ちょっとスケールと気合いが違う。まあそれはいいとして。

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>>>2007/11/30 市長アラン・ジュペとランドスケープ・アーキテクトであるミシェル・コラジュ(Michel Corajoud)とミシェル・デヴィニュ(Michel Desvigne)がシンポジウムで講演。ボルドーのプロジェクトの紹介。伝統的に切り離されていた右岸と左岸をつなぐ。川岸の整備や公園化などによって、ランドスケープの力で。*これはシャイオ宮で開催されたが、ぼくは残念ながら聞けなかった。.

>>>2007/12/21 ジャン・ヌーヴェルが、サン=ジャン駅近くの地区や、そのほかの地区、5カ所ほどで、集合住宅を建設することに。中産階級が対象。HLMとPLI(prêt locatif intermédiaire)の中間の家賃(フランスには家賃格付けがあるが、詳細は割愛)。とくに建築に新機軸はないが「持続可能な発展」のための素材を使っているそうだ。ということは壁面緑化かなにかを意味する。ブランリ岸博物館のように。

>>>2008/02/05 ローン代表議員ドミニク・ペルバンはサルコジ大統領に「将来のメトロポリス」レポートを提出した。パリ、リヨン、パルセイユ、ツールーズ、ボルドー、ナント、ストラスブール、リール、ニースが対象。「エコ街区」制度の設立。「エコ街区」憲章、「持続可能な発展の都市」ラベル、の創設。都市における道路通行税、ミラノがモデル。さまざまな税制改革。国とメトロポリスの関係の調整。50万人以上の都市圏におけるガバナンス向上。・・などなど19項目にわたる提言である。まだ提言にすぎないが。

>>>2008/02/06 ヨナ・フリードマンの講演。ボルドー建築センターであるアル=カン=レーヴにて。また展覧会は6月1日まで開催。60年代を語らせようとするのは、どこもおなじようだ。

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>>>2008/02/13 ツゥール/ボルドー間でTGV(フランスの新幹線)建設の計画。ブイグ、エファージュ、ヴァンシ、のどこが受注するか注目されているらしい。

>>>2008/02/15 ツゥール/ボルドー/ツゥールーズTGV線も建設されるらしい。関連自治体が、融資で合意したらしい。しかしこれら自治体は国に、自治体の出資は38%までにしてくれ、と要求しているらしい。2018年にはボルドー/ツゥールーズが2時間→1時間と短縮される。またパリ/ツゥールーズが5時間→3時間に。便利になるなあ。でもパリからツゥールーズ日帰りとなると、結局パリのひとり勝ちなので、共存のあらたなあり方を模索せねば。

>>>2008/02/21 第9回「ユーロパン・コンクール」。このコンクールは、ヨーロッパ70以上の都市を対象として、建築家・都市計画家が彼らのプロジェクトを競うもの。各都市がそこのいくつかのプロジェクトをポートフォリオにかかえ、競いあう。今回はフランスから12グループが入賞した。サステイナブル指向が顕著。また見捨てられた手つかずの土地の再活用が検討の中心とされる傾向があった、という報告。フランスの入賞は、ボルドー、ル・アーヴル、ミュルーズ、ランス、クレルモン=フェラン、サン=シャモンの12グループ。ボルドーのものは、旧鉄道駅スペースの再活用なので、ラ・バスティードのことか?

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>>>2008/03/18 アラン・ジュペがボルドー市長に再選(4期目)。都市計画について抱負を述べる。3500戸の住宅を供給。サステイナブルな都市にする。スポーツ施設、託児所、など建設。省エネ建築。TGV整備。橋建設。・・・などなど具体的なのが印象的である。そのなかでも2013年の「ヨーロッパ文化首都」に立候補する、というのが、ボルドーにとっての象徴的な試みとなるであろう。過去にはツゥールーズ、リヨンが受賞しているそうだ。

>>>2008/04/14 ボルドー建築ビエンナーレに23500人来る。いろいろ盛りだくさんだが、詳細は割愛。

>>>2008/04/17 モニツゥール・グループが主催する「都市整備杯Trophées de l'aménagement urbain 」なるものがあり、2008年は、人口5万人超クラス(ちなみに1万人以下、1~5万人クラスもある)でボルドーが選出された。右岸整備が対象だそうだ。ぼくがすこし紹介したZACラ・バスティードもそこに組み込まれている。ちなみにこのコンクールはフランス国内のもので、ランドスケープ、道路、アーバン・ファーニチュア、サイン、などを指標にどれだけ住民生活を向上させたかなどで審査するそうである。・・・なんとなく美人コンテストに似てますね。

>>>2008/04/22 ボルドーは2013年の「ヨーロッパ文化首都 Capitale européenne de la culture」を目指している。EUは1985年より毎年1都市を選んで表彰している。フランス勢では2004年のリールが最後に選出。2007年12月にはすでに予選突破している。

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・・・というわけで1時間たちましたので、仕事にいかなければなりません。つづきはいつの日か。

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